9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円73銭から108円93銭まで上昇し、108円86銭で引けた。米・5月JOLT求人件数が予想を下回ったためドル売りが強まったのち、米国債入札やハーカー米フィラデルフィア連銀総裁の発言「政策金利を変更する必要性見られない」で米債利回り上昇に伴うドル買いが再燃した。ユーロ・ドルは、1.1200ドルから1.1214ドルまで上昇し、1.1208ドルで引けた。

ユーロ・円は、121円85銭から122円06銭まで上昇。米中閣僚が電話会談したことた明らかになると、貿易交渉が継続するとの期待感にリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.2443ドルから1.2477ドルまで反発。英国の成長見通しや金利見通しが引き下げられたためポンド売りが加速したのち、英議会が「合意ないEU離脱を阻止するための法案を支持」したとの報道を受けて、ポンド売りが一段落した。ドル・スイスは、0.9942フランから0.9923フランまで下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米債利回りの上昇を意識してドル続伸