8日の日経平均は3営業日ぶりに反落した。ローソク足は長い陰線を引き、下向きに転じた5日線を割り込んで終了した。25日線や75日線は上向いていることから、短期上昇トレンドの小休止を示唆する形となった。一目均衡表では、日々線は雲上をキープし、遅行線も強気シグナル発生を継続。ただ、転換線と基準線がともに横ばいが続いており、こちらも上げ一服を示唆している。一方、ボリンジャーバンドは+1σを下回って引けた。明日9日以降も中心線側に移動していくようだと+2σを上回った1日を直近ピークとするスピード調整局面に入る可能性が大きくなる点に留意したい。RSI(14日ベース)は58.50%(前日65.07%)と下落し、中立圏上限トライは一旦遠ざかった格好だ。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:3日ぶり反落、5日線下降で短期上昇は小休止