3日の日経平均は3日ぶりに反落した。ローソク足は陰線を引いたが、上向きの5日線を割り込むことなく推移。終値は200日線上をキープしたほか25日線も上向きで終了。5月7日安値21875.11円を上端とするマド埋めに向けた短期上昇トレンドの継続を示唆している。一目均衡表では、ザラ場で雲上限に接近した後は下げ幅を縮小し、下値の堅さを確認。基準線と転換線が横ばいだが、大勢では3役好転後の買い手優位の形状が続いており、目先は上昇再開の材料待ちの局面となろう。ボリンジャーバンドは+2σをやや下回る位置にとどまり、上値拡張の余地を残している。各バンドの間隔が拡大してきたため、一旦動き出すと値幅が大きくなりやすい点に留意したい。RSI(14日ベース)は61.46%(前日62.94%)と2日連続で小幅下落したが、依然として中立圏上方にあり、こちらもボリンジャーバンドと同様に上値余地を示唆している。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:3日ぶり反落、終値5日線上キープで上昇基調継続