1日の日経平均は急反発。終値は5月7日以来約2カ月ぶりの水準を回復し、上値抵抗線として意識されてきた75日線や200日線を突破した。ザラ場では21758.34円まで上昇。
ローソク足は長い陽線を引いて強い買い意欲を示しているほか、5日線や25日線は上向きをキープしており、目先は5月7日安値21875.11円を上端とするマド埋めに向けた展開が予想される。一目均衡表(日足ベース)では、株価は雲上限を上抜き、3役好転を示現した。遅行線は株価との上方乖離幅を急拡大して強気シグナルを増大。基準線とその上を走る転換線がいずれも上向いて上昇トレンド継続を示唆している。週足ベースの一目均衡表も3役好転を形成し、地合いは一気に買い手優位へ傾いた格好だ。ボリンジャーバンドでは、4月15日以来の終値+2σ超えを示現し、上値拡張局面入りが予想される。RSI(14日ベース)は64.26%(前週末59.78%)に上昇したが過熱圏入りには遠く、日経平均の上値余地を窺わせた。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:急反発、一目は日足週足とも3役好転