以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家大野芳政氏(ブログ「証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

----

※2019年6月22日13時に執筆

■アナリストレポートは玉石混淆


株式市場では国内外の証券会社やシンクタンク各社から毎日、多数のアナリストレポートがリリースされています。もともと、大口の売買注文を出す機関投資家向けに書かれていましたが、最近では一般の個人投資家にも提供されており、目にする機会も多いのではないでしょうか。


アナリストレポートには、相場見通しやストラテジー、高度な金融工学を用い分析や予測を行うクオンツ、個別株に関するものまで様々な種類があります。特に個人投資家の関心を集めているのが、株価レーティング(投資判断)が付与されている個別株のレポートです。


個別株のレポートでは、証券アナリストがファンダメンタル分析を基づいて個別株の企業価値を算出し、現在の株価に対する「割安・割高」から「買い(強気)・中立・売り(弱気)」などの株価レーティングを付与しています。


レポートがリリースされた直後は、一時的に値動きが大きくなるため、こうしたレーティングの情報を材料に売買する個人投資家も少なくありません。ただし、銘柄によっては、寄り付きが天井になってしまうことも多々あるため、レーティングに期待して買ったら高値を掴んでしまったという経験がある方も多いのではないでしょうか。


はっきり言うと「レーティング引き上げ=儲かる」は間違いです。「玉」よりも「石」の方が多いため、これだけでは勝率としては低いと考えた方がよいでしょう。しかし、「玉」と「石」を見分けることができたらどうでしょうか。勝率はぐんと上がります。

■個人でもできる!株価レーティングの入手方法


株価レーティングが記載されているアナリストレポートは基本、機関投資家向けに書かれているものであり、個人投資家はなかなか入手しにくいというのが現状です。無料の投資情報サイトでは、レーティングや目標株価に変更があった物のみ一覧で掲載しているところもありますが、具体的なレポートの内容を掲載しているところはあまり見かけません。


しかし、個人投資家でも口座を開設するとレポートを入手することができる証券会社もあるようです。


私が公開しているブログでは、レポートの内容を上記の視点から解説し、注目度の高い銘柄を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

後編ではいよいよ私の考える「上昇株を発掘する3つのコツ」をお伝えします。

----

執筆者名:大野芳政
ブログ名:証券アナリストが考えたスマホでできるお手軽株式投資「トランプ式投資術」




<SF>

情報提供元: FISCO
記事名:「 大野芳政:アナリスト直伝!株価レーティングで1億円儲ける3つのコツ!(前編)【FISCOソーシャルレポーター】