19日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。米中貿易交渉の進展期待から株価の上昇が顕著となり、リスク選好的な円売りがドルを押し上げた。

ドル・円は、108円半ばで底堅い値動きが続く。月末の米中首脳会談に向け両国が事前協議に乗り出したとの報道を受け株高を背景にリスク選好的な円売りが広がり、ドルは108円60銭台に値を切り上げた。

ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持し、目先の日本株高継続への期待感から円売りに振れやすい。ただ、米10年債利回りや米株式先物の伸び悩みが目立っており、ドル買いは徐々に弱まっているようだ。

ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円44銭から108円62銭、ユーロ・円は121円34銭から121円64銭、ユーロ・ドルは1.1192ドルから1.1202ドルで推移した。

【要人発言】

・トランプ米大統領
「われわれは中国と公平な協定を結ぶか、合意なしのどちらかだ」



【経済指標】

・日・5月貿易収支:-9671億円(予想:-1兆2000億円、4月:+568億円)

・NZ・1-3月期経常収支:+6.75億NZドル(予想:+1.6億NZドル、10-12月期:-34.92億NZドル←-32.56億NZドル)



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:ドル・円は小じっかり、米中交渉の進展期待で