11日の米国市場では、NYダウが14.17ドル安の26048.51、ナスダック総合指数が0.60pt安の7822.57、シカゴ日経225先物が大阪日中比20円安の21190円といずれもほぼ横ばい。12日早朝の為替は1ドル=108円50銭台と前日日中比で小幅な円高。本日の東京市場は米国市場の底堅さを受けるも動意に欠ける相場となろう。ただ、米SOX指数がしっかりとした動きを見せたことから、昨日に続いて東京エレクトロン<8035>、村田製<6981>、SUMCO<3436>などの堅調が予想される。日本時間午前10時半に中国では、上海市場の寄り付きと同時に5月の卸売物価指数が公表される。米中貿易摩擦による物価低下がある程度織り込まれたとみられることから、予想を覆す内容だとキーエンス<6861>、安川電<6506>を中心に上げ、他銘柄にも買いが波及する展開が期待される。他方、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測された国際帝石<1605>、サイバーエージェント<4751>、ディスコ<6146>、ソニー<6758>、日本ライフライン<7575>、NTTデータ<9613>などにも注目。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:NTTデータやサイバーに注目