米国株式相場は上昇。ダウ平均は207.39ドル高の25539.57、ナスダックは48.36ポイント高の7575.48で取引を終了した。5月ADP雇用統計が予想を大幅に下振れ、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ期待が強まり、買いが先行。地区連銀経済報告(ベージュブック)では、前回に比べて米経済が広範に拡大したことが指摘され、堅調推移となった。セクター別では、不動産や公益事業が上昇する一方でエネルギーや半導体・半導体製造装置が下落した。

食料品のキャンベルスープ(CPB)は、決算内容が予想を上振れ大幅上昇。クラウドベースの顧客管理ソフトなどのセールス・フォース(CRM)も決算内容が好感され堅調推移。携帯端末のアップル(AAPL)は、クックCEOが同社は中国による報復の対象ではないとしたほか、司法省によるハイテクう大手への独禁法調査を受けて、独占企業にはあたらないとの考えを示し買われた。一方で、ビデオゲーム小売のゲームストップ(GME)は、四半期配当の停止を発表し35%超の急落となった。

ナバロ国家通商会議(NTC)委員長は、亡命希望者の受け入れや国境警備の増員などに合意できれば、10日に予定されるメキシコへの関税引き上げは回避できるとの考えを示した。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ207ドル高、利下げ観測が強まる