欧州市場でクロス円の値動きが落ち着き、ドル・円は108円80銭付近で下げが一服している。ただ、欧州株や米株式先物は大幅安となり、なおドル売り・円買いの余地があろう。また、米10年債利回りが2.16%を割り込み、2017年9月以来の低水準に落ち込んだこともドル売りの支援材料となりそうだ。

 なお、17時半に発表された英国の4月住宅ローン承認件数は予想を上回ったが、ポンドはドルと円に対し下落基調となった。ハードブレグジット懸念の売りが続いているもよう。

 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円76銭から108円88銭、ユーロ・円は121円21銭から121円42銭、ユーロ・ドルは1.1143ドルから1.1154ドルで推移した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 欧州為替:ドル・円は下げ一服も、株安などで一段安に警戒