30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円93銭まで上昇後、109円47銭まで反落し、109円60銭で引けた。米長期金利が下げ止まったため一時ドル買い・円売りが強まった。しかし、米1-3月期コアPCE改定値が予想外に下方修正され3年ぶりの低水準になったことや、4月中古住宅販売が減少したことから、長短金利差の逆転が一段と進み2007年9月来の水準となったため景気後退懸念が強まりドル売り・円買いが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.1142ドルから1.1116ドルまで下落し、1.1129ドルまで戻して引けた。ユーロ・円は、122円26銭まで上昇後、121円91銭まで下落。ポンド・ドルは、1.2632ドルから1.2581ドルまで下落した。ドル・スイスは、1.0094フランまで上昇後、1.0070フランまで下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米長期金利低下を意識してドルは伸び悩む