30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円93銭まで上昇後、109円47銭まで反落し109円55銭で引けた。

米国の金利が朝方下げ止まったため一時ドル買い・円売りが強まった。しかし、米1-3月期コアPCE改定値が予想外に下方修正され3年ぶりの低水準になったことや4月の中古住宅販売が予想外のマイナスに落ち込んだため再び米債利回りが低下。長短金利差の逆転が一段と進み2007年9月来の水準となったため景気後退懸念が強まりドル売り円買いが再燃した。

ユーロ・ドルは、1.1142ドルから1.1116ドルまで下落し1.1135ドルまで戻して引けた。

ユーロ・円は、122円26銭まで上昇後、121円91銭まで下落。

ポンド・ドルは、1.2632ドルから1.2581ドルまで下落した。

ドル・スイスは、1.0094フランまで上昇後、1.0070フランまで下落した。

【経済指標】・米・1-3月期GDP改定値:前期比年率+3.1%(予想:+3.0%、速報値:+3.2%)・米・1-3月期個人消費改定値:前期比年率+1.3%(予想:+1.2%、速報値:+1.2%)・米・1-3月期コアPCE改定値:前期比+1.0%(予想+1.3%、10−12月期+1.3%)・米・先週分新規失業保険申請件数:21.5万件(予想:21.4万件、前回:21.2万件←21.1万件)・米・失業保険継続受給者数:165.7万人(予想:166.2万人、前回:168.3万人←167.6万人)・米・4月卸売在庫速報値:前月比+0.7%(予想:+0.1%、3月:0%←-0.1%)・米・4月中古住宅販売成約指数:前月比-1.5%(予想:+0.5%、3月:+3.9%←+3.8%)

<KY>

情報提供元: FISCO
記事名:「 5月30日のNY為替概況