本日のマザーズ先物は、さえない外部環境を背景に売りが先行しそうだ。前日の米国市場では、米政府が中国の監視カメラ企業、数社に対する米製品の禁輸措置を検討していると報じられたことで、米中貿易摩擦に対する警戒感が高まり、主要3指数は揃って下落。為替市場においても前日からやや円高・ドル安方向に傾いており、マザーズ先物に対して売りが先行しやすくなろう。同報道は、東京時間中に伝わっていることもあり、幾分かは織り込まれているとはいえ、米国市場でアップルなどのハイテク関連銘柄が揃って下落しているだけに、個人投資家のセンチメントにも影響しやすいだろう。これは、マザーズ先物にとっても重しとなることが想定されるなか、押し目買いを入れるには、前日に大きく買い戻された指数インパクトの大きいバイオ株や時価総額上位銘柄、直近IPO銘柄への物色動向を見極めたいところである。上値のメドは880.0pt、下値のメドは860.0ptとする。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:バイオ株や時価総額上位銘柄の動向を見極め