米国株見通し：米大統領の楽観見通し好感も欧州経済不振に警戒

S&P500先物　 　 　 　2821.25（+14.25）　（18:10現在）
ナスダック100先物　　7369.50（+54.75）　（18:10現在）

　18時10分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は堅調推移。NYダウ先物は100ドル高程度で推移している。欧州株式市場は全面高。時間外取引のNY原油先物は前日比0.20ドルほどの下落で推移。こうした流れを受け、14日の米株式市場は買い先行で始まりそうだ。

　中国が対米報復関税を発表し、米国が対中関税第4弾の詳細案を公表したが、トランプ米大統領が「中国との協議が成功か3-4週間以内に分かるだろう」、「わたしは中国との協議が成功すると感じている」と述べたことが好感されている。一方、本日発表されたドイツの5月ZEW景気期待指数が予想に反してマイナス転落、ユーロ圏の3月鉱工業生産もさらに落ち込んでおり、ユーロ圏経済の減速懸念の再燃が警戒される。NY原油先物は、需給思惑により売り買いが交錯する状態が続き、もみ合いの展開が見込まれる。

　本日発表となる米経済指標は、4月輸入物価指数。伸び拡大が予想されており、長期金利が上昇して金融セクターの株高につながる可能性はある。



＜KK＞