22日のドル・円相場は、東京市場では111円86銭から111円99銭まで反発。欧米市場でドルは111円89銭から111円96銭で推移し、111円94銭で取引を終えた。

本日23日のドル・円は112円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の上昇を意識してリスク回避的なドル売り・円買いは抑制される可能性がある。

22日のNY原油先物は大幅高となった。米政府は、イラン産原油の禁輸措置について、「日本を含む8カ国・地域に対する適用除外措置を更新しない」ことを決定したことが買い材料となった。報道によると、ポンペオ米国務長官は「米政府はイランの原油輸出をゼロにすることを目標としている」と述べた。適用除外措置の撤廃後にイランから原油を輸入すれば米国の制裁措置の対象となるもようだ。

イラン産原油の禁輸措置を受けて今月26日にワシントン予定されている日米首脳会談の場で、米国側はこの問題について日本側に説明するとみられる。日本側では禁輸措置を以前から想定していることから、現時点で原油供給面での強い不安は生じていないようだ。ただし、原油高は長期化する可能性があるため、製造業や景気全般、株価への影響が警戒されている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米長期金利上昇でドル売り抑制も