こんにちは、フィスコマーケットレポーター高井ひろえの「投資の学校の気になるレポート」です。投資の学校プレミアムの特別講師である戸松信博先生のコラムについて興味深い記事を見つけましたのでご紹介いたします。本日ご紹介するコラムは、戸松信博先生が書かれた『米中経済好調の兆し』という記事です。

本コラムでは4月5日の米国雇用統計の結果を振り返りながら、今後の米国市場、世界経済の見通しについて伝えています。

5日に発表された3月の米雇用統計は市場予想の+17万人を超える+19.6万人の増加となりました。この結果について、『2月分が+3.3万人と極端に低かったため一部で景気後退のサインと心配されましたが、これで2月分の極端に悪い数字は悪天候による特殊なものとして片付けられるでしょう』と戸松先生は話しています。

また失業率は3.8%で変わらず、平均時給は2月より4セント上昇して27.70ドルとなりました。前年同期比3.20%増と依然強い伸びになっています。この結果について『力強い経済は今も雇用と賃金上昇を作り続けているといえるでしょう』と伝えています。

さらに『景況感指数も一時より鈍化しているものの、好不況の分かれ目である50を上回り続けています。そして中国製造業の景況感指数は久々にこの50を上回り、これがサプライズとなって先週の中国株相場を押し上げました』と話します。

このように米中の経済が想定以上に堅調となっていることを受けて、『先行して上昇している米中の株式市場が正当化され、さらに一段高する可能性もあります』と話しています。今後の見通しについては、『米国株の雰囲気は良く、目前に迫る最高値更新を目指して一段と加速する可能性もあると思います。ただし、最高値に届くと、達成感から一旦エネルギーが消滅して調整するかもしれません』と伝えます。

また、気になる日本株市場については、『先週の日本株は大きく反発したものの、世界的に見ると出遅れていることをみると、大きな修正余地が残っているとも考えられます』と指摘しています。

上記の記事の詳細コメントは、株式会社ファイナンシャルインテリジェンスが運営している「投資の学校プレミアム」の4月9日付のコラムである『米中経済好調の兆し』にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

高井ひろえの「気になるレポート」は各種レポートを高井ひろえの見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合がありますので、ご留意くださいませ。

フィスコマーケットレポーター 高井ひろえ




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情報提供元: FISCO
記事名:「 米中経済好調の兆し~投資の学校(高井ひろえ)