本日のマザーズ先物は、前週末の米株高などから買いが先行するも、上値の重い展開となりそうだ。前週末の米国市場では3月雇用統計が好感され、主要株価指数は上昇した。為替相場は1ドル=111円台で落ち着いた推移となっており、マザーズ銘柄などにも買い安心感となるだろう。フェニックスバイオ<6190>が連日でストップ高を演じるなど個別材料のある銘柄は値を飛ばしており、個人投資家の物色意欲は引き続き旺盛とみられる。ただ、先週のマザーズ市場では個人投資家に人気の高いオンコリス<4588>やアンジェス<4563>といったバイオ関連株の一角が値崩れし、先行き警戒感が残る。また、メルカリ<4385>やミクシィ<2121>といった時価総額上位銘柄も上値が重くなってきており、マザーズ指数の重しとなりそうだ。マザーズ先物も買い先行後は目先の利益を確定する売りやヘッジ目的の売りが出てくると考えられる。上値のメドは910.0pt、下値のメドは890.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:外部環境良好で買い先行も、マザーズ銘柄への警戒感残る