米国株式相場は上昇。ダウ平均は39.00ドル高の26218.13、ナスダックは46.86ポイント高の7895.55で取引を終了した。米中貿易交渉の合意が近いとの報道を受けて、アジア・欧州株がほぼ全面高となり、米国株も買いが先行。一方で、3月ADP雇用統計が1年半ぶりの低調な伸びとなったほか、ISM非製造業景況指数も予想を下振れ、上値の重い展開となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置や自動車・自動車部品が上昇する一方で食品・飲料・タバコやエネルギーが下落した。

ビデオゲーム小売のゲームストップ(GME)は、業績見通しが予想を下振れ下落。航空機メーカーのボーイング(BA)は、墜落したエチオピア航空の操縦士が、ボーイング作成の緊急ガイドラインの手順に従ったものの、墜落を避けることができなかったことが報じられ軟調推移。建設機械のキャタピラー(CAT)は、ドイツ銀行による投資判断引き下げを受け売られた。一方で、食材宅配サービスのブルーエプロン(APRN)は、クラフト商品市場のエッツィ(ETSY)の元幹部であるコズロウスキー氏を新CEOに指名し上昇した。

SNSのフェイスブック(FB)は、大量のユーザー情報がアマゾンのクラウド上で不適切に保管されていることが明らかとなり、同社の個人情報保護への取り組みに疑念が生じている。

Horiko Capital Management LLC



<FA>

情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ39ドル高、米中貿易交渉の合意期待高まる