週明け18日の米国市場では、NYダウが65.23ドル高の25914.10、ナスダック総合指数が25.95pt高の7714.48と上げ、シカゴ日経225先物は大阪比5円安の21405円。19日早朝の為替は1ドル=111円40銭台と、18日午後3時時点に比べ小幅円高。本日の東京市場は米国株高を好感した買いと前日の株価上昇を受けた利益確定売りが交錯し、もみ合いが予想される。円相場が強含んでいるため、電子部品など輸出関連銘柄はさえない動きとなりそうだが、米原油先物相場が一時およそ4カ月ぶりの高水準に上昇したことを受けて、商社株や国際帝石<1605>、JXTG<5020>といった資源株は強含みとなろう。例年20日までは金融機関などの決算対策売りが出やすいが、一方で3月期末の配当や株主優待の権利確定を前に需給が引き締まる時期でもある。日経平均の上値が重ければ、決算対策売りに圧迫されやすい機関投資家好みの大型株を避けて高配当の中小型銘柄に短期マネーによる物色の矛先が向かう展開が予想される。一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測された太平洋セメ<5233>、三井海洋<6269>、キーエンス<6861>などに注目。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:太平洋セメや三井海洋に注目