本日のマザーズ先物は、新規材料に乏しいなか、全般は模様眺め姿勢が強まりそうだ。前日の米国市場は、米中通商協議に対する期待と不安感が入り交じり、米国主要株価指数はまちまちの動きとなった。CMEの225先物は小幅高になったことは心理的にプラスに働くだろうが、相場を押し上げる要因にはならないだろう。また、世界景気の減速懸念や英国政治の行方も引き続き相場の重しになりそうで、全般は狭い値幅でのもみ合いに終始するだろう。また、週末に加え、今夜は米国で2月の鉱工業生産指数などの経済指標の発表を控え得る。世界景気の減速に対する警戒感がくすぶっているだけに、結果を受けた米国市場の動きを見極めたいとの思惑も買い見送り要因となろう。さらに、本日は午後に日銀の金融政策決定会合の結果発表を控えており、午後に為替相場が急変動する可能性があることにも留意したい。上値のメドは910.0pt、下値のメドは890.0ptとする

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:材料難から様子見ムードが強まろう