13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円47銭から111円01銭まで下落し、111円10銭で引けた。米国の2月生産者物価指数(PPI)が予想を下回ったため、米債利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。また、トランプ大統領が米中貿易協定で合意を急がない姿勢を示したことから、リスク選好のドル買い・円売りは後退した。

ユーロ・ドルは、1.1291ドルから1.1339ドルまで上昇し、1.1330ドルで引けた。ユーロ・円は、125円64銭から126円03銭まで上昇した。ポンド・ドルは、1.3149ドルから1.3381ドルまで上昇した。英下院が採決で、合意なき欧州連合(EU)からの離脱を否決したことから、離脱期限延期への期待がさらに高まり、ポンドを買い戻す動きが加速した。ドル・スイスは、1.0069フランから1.0027フランまで下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ドル弱含み、米インフレ関連指標は予想を下回る