S&P500先物       2792.00(+ 3.00) (17:45現在)
ナスダック100先物  7207.75(+15.50) (17:45現在)

 17時45分時点のグローベックス米株式先物市場で、S&P500先物とナスダック100先物は小高く推移。NYダウ先物はほぼ横ばいで推移している。欧州株式市場は高安まちまち。時間外取引のNY原油先物は前日比0.30ドルほどの上昇で推移。こうした流れを受け、12日の米株式市場は買い優勢気味に始まりそうだ。

 中国新華社が「中国の劉鶴副首相が米USTR代表および米財務長官と、通商協議の主要問題で電話協議」と伝えており、通商協議の進展期待再燃へ。一方、英国とEUが離脱協定案の見直しで合意したことを受けて、本日の英議会でのEU離脱協定案採決に期待が高まっているといわれる。しかし、可決には依然として不透明感が強いとみられ、否決されていったん失望ムードが広がる可能性も。NY原油先物は、サウジ減産継続示唆が下支えとなり、底堅い展開が見込まれる。

 本日発表となる米経済指標は、2月消費者物価指数。前回程度の伸びが予想され、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ休止観測は変わらないとみられ、株式市場にはややポジティブな材料となる可能性がある。決算発表は、ディックス・スポーティング・グッズなどが予定されている。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 米国株見通し:米中協議の進展期待再燃、英議会採決見極めへ