欧州市場でドル・円は米10年債利回りが2.73%台に上昇した場面で、一時111円98銭と節目の112円に再び接近。その後、同利回りは横ばいで推移しているが、さらに水準を切り上げればドルは112円台回復の可能性があろう。

 なお、18時半に発表された英国の2月製造業PMIは予想と一致、1月住宅ローン承認件数は予想を上振れたことが好感され、ポンドは小幅に買われた。一方、19時のユーロ圏の2月消費者物価指数速報値は予想通りだったが、1月失業率は低下。ただ、ユーロ相場への影響は限定的のようだ。

 ここまでの取引レンジは、ドル・円は111円81銭から111円98銭。ユーロ・円は127円03銭から127円25銭、ユーロ・ドルは1.1353ドルから1.1373ドルで推移。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 欧州為替:ドル・円は112円に再接近、米長期金利が上昇