米国株式相場は上昇。ダウ平均は172.15ドル高の25411.52、ナスダックは54.55ポイント高の7402.08で取引を終了した。欧州株が全面高となり、米国株も買いが先行。本日予定されるトランプ大統領による一般教書演説の内容を見極めたいとの思惑が広がるなか、主要企業決算が概ね堅調で投資家心理が改善しており、堅調推移となった。セクター別では、耐久消費財・アパレルやテクノロジー・ハード・機器が上昇する一方で銀行やヘルスケア機器・サービスが下落した。

アパレルのラルフローレン(RL)は、決算内容が予想を上振れ、大幅上昇。航空機のボーイング(BA)は、一部アナリストによる目標株価引き上げにより上昇。検索大手のアルファベット(GOOGL)は支出急増による利益率低下が嫌気され売られたものの、一株利益や売上高がアナリスト予想を上回ったことが見直され、引けにかけて上昇に転じた。一方で、医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズ(GILD)は、決算内容が嫌気され下落した。

マーケット終了後に、エンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)が発表した10-12月期決算は、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。時間外取引で上昇して推移している。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ172ドル高、投資家のリスク選好姿勢が改善