1月31日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円50銭まで下落後、108円94銭まで戻しており、108円89銭で引けた。年内の米利上げ観測は後退したほか、米先週分新規失業保険申請件数が予想以上に増加し、米雇用統計への警戒感からドル売りが加速した。その後、米11月新築住宅販売件数は至上予想を大幅に上回ったことや、対欧州通貨でのドル買いの動きを意識してドル・円は下げ止まった。

ユーロ・ドルは、1.1495ドルから1.1436ドルまで下落し、1.1448ドルで引けた。タカ派として知られるバイトマン独連銀総裁は、ドイツ経済について悲観的な見解を示したため、欧州中央銀行(ECB)によるすみやかな利上げ観測が後退し、ユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は、124円95銭から124円50銭まで下落。ポンド・ドルは、1.3160ドルまで急伸後、1.3098ドルへ反落。ドル・スイスは、0.9953フランから0.9908フランのレンジで上下に振れた。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米住宅関連指標改善でドル下げ渋り