本日のマザーズ先物は、夜間取引でのサンバイオ<4592>の株価急落を受けて、ヘッジ売りの流れが継続することに警戒したい。前日のマザーズ市場は、日経平均の続落スタートを背景に売りが波及して始まった。その後時価総額上位銘柄などに押し目買いが入り、マザーズ先物はプラスに転じる場面もあったが、午後3時の取引終了後、サンバイオが再生細胞薬の慢性期脳梗塞を対象にした臨床試験で主要評価項目を達成できなかったと発表。同社株の下落をヘッジする目的でマザーズ先物への売りが膨らみ、取引終了にかけて急落した。夜間取引ではサンバイオが25%超下落しており、市場では「本日の取引でサンバイオがストップ安となればマザーズ指数を30p程度押し下げる要因になり、その他のバイオ関連株にも悪影響を及ぼすだけに、マザーズ先物へのヘッジ売りが膨らむ可能性がある」との指摘がある。また、個人に人気の高いバイオ関連株が総崩れとなれば、投資マインドの悪化につながることへの警戒も必要だろう。上値のメドは900.0pt、下値のメドは850.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:サンバイオ株の下落受けヘッジ売り継続か