米国株式相場は下落。ダウ平均は208.98ドル安の24528.22、ナスダックは79.18ポイント安の7085.68で取引を終了した。半導体や建設機械メーカーが相次いで慎重な業績見通しを示し、中国経済減速への警戒感から売りが先行。今週の主要企業決算や連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとの思惑から、その後は緩やかに下げ幅を縮小する展開となった。セクター別では不動産や食品・飲料・タバコが上昇する一方で、半導体・半導体製造装置やソフトウェア・サービスが軟調。

半導体のエヌビディアは18年11月-19年1月期の売上高見通しを約15%(5億ドル)引き下げ大幅下落。同業のアドバンスド・マイクロ・デバイシズ(AMD)やインテル(INTC)にも売りが広がった。建設機械のキャタピラー(CAT)は10-12月決算が予想を下回ったほか、慎重な2019年の業績見通しを示し売られた。ブラジルの鉄鉱石・鉱山のヴァーレ(VALE)は鉱山ダム決壊により多数の死傷者が発生していることが嫌気され急落した。一方で原油価格の下落を受けてアメリカン航空(AAL)やジェットブルー(JBLU)など航空各社が堅調推移となった。

コーヒーチェーンのスターバックス(SBUX)創業者であるハワード・シュルツ氏が2020年の大統領選出馬を検討していることを明らかにした。同氏はリベラル派であるが民主党の政策も左傾化しすぎているとして、独立候補としての出馬を目指している為、反トランプ票が分散するとの懸念も広がっている。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ208ドル安、慎重な業績見通し相次ぐ