米国株式相場はまちまち。ダウ平均は22.38ドル安の24553.24、ナスダックは47.69ポイント高の7073.46で取引を終了した。中国との通商交渉についてロス商務長官が、合意には依然として大きな隔たりがあると発言したことで、早期決着への期待が後退し、小動きで始まった。連邦政府機関閉鎖の解除に向けて与野党がそれぞれ起草した法案が上院で否決されるなど、政治的な不透明感から上値の重い展開となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置や自動車・自動車部品が上昇する一方で、食品・飲料・タバコや医薬品・バイオテクノロジーが軟調。

アメリカン航空(AML)やジェットブルー(JBLU)、サウスウェスト(LUV)など航空各社が好調な10-12月決算を発表して上昇。半導体のザイリンクス(XLNX)も好決算を発表して急騰、同業のインテル(INTC)やエヌビディア(NVDA)なども堅調推移となった。一方で鉱山開発のフリーポート・マクモラン(FCX)は、金利上昇による支払利息の負担が響き、予想を下回る決算を発表して下落した。

マーケット終了後にインテルが発表した決算は、売上高が予想を下回り時間外取引で大きく下落して推移している。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウ22ドル安、米中貿易摩擦や政府機関閉鎖の懸念で様子見