本日のマザーズ先物は、21日の米国市場休場により手掛かり材料に乏しく、模様眺めムードが強まりそうだ。前日のマザーズ市場は、米国株高の流れから新興市場も買いが先行、マザーズ先物も堅調スタートとなった。ただ、このところ人気化していたサンバイオ<4592>が後場に入り、急速に伸び悩むと高値警戒感が台頭。目先の利益を確保する動きに転じ、マザーズ先物も3日ぶりに大幅に反落した。本日は米国休場に伴い海外勢のフローが限られるなか、日銀の金融政策決定会合の結果などを見極めたいとのムードも強く、積極的な売買は手がけにくい展開となりそうだ。個別では、加齢黄斑変性症治療薬開発に関して、ワシントン大学医学部教授とコンサルティング契約を締結したリボミック<4591>や米食品医薬品局が抗がん剤候補化合物の臨床第1相試験の実施を許諾したDeltaP<4598>などのバイオ関連の一角の動向に注目しておきたい。上値のメドは930.0pt、下値のメドは900.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:海外勢のフロー限られ手がけにくい展開