17日のニューヨーク外為市場でドル・円は、108円69銭から109円40銭まで上昇し、108円25銭で引けた。米週次失業保険申請件数は減少し、労働市場のひっ迫が確認されたほか、米1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数は予想を上回り、製造業も依然堅調であるとの見方が広がったことからドル買いが再燃。また、米財務省は否定したが、財務長官が対中輸入関税の引き下げを支持しているとの報道を受けて米中貿易摩擦緩和期待にリスク選好の円売りが強まった。

ユーロ・ドルは、1.1405ドルから1.1370ドルまで下落し、1.1388ドルで引けた。ユーロ・円は、123円90銭から124円68銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2883ドルから1.3001ドルまで上昇。欧州連合(EU)基本条約(リスボン条約)50条の交渉期間延長によって英国は合意なしのEU離脱を回避できるとの期待でポンド買いが継続。ドル・スイスは、0.9921フランから0.9954フランまで上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米景況感改善などを受けてドル反発