10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、107円92銭から108円52銭まで上昇し、108円43銭で引けた。米週次新規失業保険申請件数は減少し、4週間ぶり低水準を記録した。労働市場のひっ迫が再確認され、米債利回り上昇に伴うドル買いが優勢となった。その後、パウエルFRB議長がインタビューで、「政策決定において辛抱強く、柔軟性を持って対応する」との方針を繰り返し、株高に連れたリスク選好の円売りも強まった。

ユーロ・ドルは、1.1545ドルから1.1485ドルまで下落し、1.1500ドルで引けた。ユーロ・円は、124円36銭まで下落後、124円79銭まで反発した。ポンド・ドルは、1.2781ドルから1.2740ドルまで下落した。ドル・スイスは、0.9769フランから0.9849フランまで上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米長期債利回り上昇でドル買い強まる