以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家SY氏が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2019年1月4日PM16時に執筆

2018年度の反省はそろそろやめましょう。もう散々、市場関係者より聞かされている事だと思います。相場より撤退された方はどのくらいいるのでしょうか?

会社の給与以外の収入を目論んで入ったこの投資の世界、アベノミクスにのれず資産は目減りする現実、そして最近はアベノミクスの終焉の可能性も囁かれています。さて我々個人投資家はどのように対処すれば良いのでしょうか?

昨年の同じ時期のレポートでは、2018年は難しいからあまり手を出さないと書いていました。だのになぜ負けたのか?それは自分自身の方針がブレブレだったからです。

ぶれた要因は何?

1.自分の相場観に反しジリジリ右肩上がりに上がっていく株式市場。そして焦りはじめる欲望が自分の心の中にあった。
2.自分のウォッチ銘柄を扱わずに、つい仕手株系のような銘柄を買い一気に暴落。
3.自身の勉強と称し多くの情報に耳を傾けすぎた。
4.これまた株式セミナー等に参加したがその先生の方針を理解せずに売買を繰り返した。例えば短期のつもりで話されているのを長期の話しと勝手に混同したりと。
6、なんといっても損切りができなかった。

以上のようなことが前年の大きな失敗要因です。皆さんはいかがでしたでしょうか。

2018年の損失はかなり大きな痛手、確定申告が怖い。今年は相場から撤退をするのかあるいは存続するのか岐路の年。素人投資家としての今までの経験で2019年度をスタートするも、自分のような素人投資家ができることは何なのかを再考。現実として日中はサラリーマン業、トレードのプロではないしプロにはなれない。

日常には様々な情報、雑誌、ニュース、メールマガジン、放送などがある。アドバンテージはいろんな人の相場観を「聞ける」ことと「休める」こと。大切なのはどの情報が自分に合っているか、どのアナリストさんとフィーリングが合うかなど、銘柄選択と同様で得る情報源はコロコロと変えてはいけないと痛感した。長期なのか短期なのか自分なりのスタンスに合わせていくことが大事だ。今年は以上のような点に注意して相場と向き合っていきたい。

ここからは得た様々な情報をもとに自分なりに解釈した相場観と戦略です。

2019年は多くのアナリスト、経済評論家の方々が難しい年になると語っています。気になる要因をピックアップすると、、、

・トランプ発言による上下ブレは相変わらず大きい。
・中国、アメリカの貿易戦争の長期化。中国経済の悪化。
・FRB金利政策回数。
・ヨーロッパ情勢の不安。(勝ち組はドイツだけか)
・イギリスのEU離脱の影響不安。
・北朝鮮の核放棄に対する不明瞭さ。

日本国内に関しては上記の影響度の他に
・オリンピックの前年は株価が落ちる(景気減退の予兆)
・黒田日銀総裁の金利制作行き詰まり。(個人的にはこれが一番怖いと思う)

その反面期待する事
・トランプは翌年の選挙の事を当然考えている。戦略として今年はアメリカ株価が下落しても年後半に何らかの対策を行うはず。
・2018年度末の下落相場が示す様々な記録的数字。もしかすると2019年の悪材料をそこそこ織り込んでいるかもしれない。
・オリンピック後の経済は鈍化すると言われているが学習効果で政府が何らかの対策を打つはずだと言う期待。
・大阪の国際万博がそれを補うかもしれない

本年度の戦略
・長期保有(確定拠出年金をどうするかは悩み中)を否定する事はしないが短中期的な目線で相場を見ていく。
・トランプ発言と為替の影響度が少ない銘柄が無難か?
・少しの空売りも有効か?(トヨタなど上がれば空売りか?しかしこまめな利益確定必要)
・ある程度大きな金額で投資をした方が真剣に相場に向き合える(自分の場合)
・何銘柄も持つと集中力が分散してしまう。
・あまり沢山の情報を見ない、聞かない。

多くの方にとって、仕切り直しとなるであろう本年度1月スタートを切ったわけですが、毎月毎月の反省はきちっと行っていこうと思います。

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執筆者名:S.Y



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情報提供元: FISCO
記事名:「 個人投資家SY:2019年、相場から撤退or生き残れるか?【FISCOソーシャルレポーター】