3日の米国市場では、NYダウが660.02ドル安の22686.22、ナスダック総合指数が202.43pt安の6463.50と急落。シカゴ日経225先物も大阪比470円安の19370円と大幅に下落した。為替は3日の海外市場で一時104円台まで円高が進み、4日早朝は1ドル=107円台半ばと大納会午後3時時点に比べ大幅な円高。本日は米株安と円急騰を嫌気し、全面安の展開が予想される。大納会でやや強引に節目の20000円に乗せて引けた反動もあって下げ幅が大きくなそうだ。米アップルの業績見通しの下方修正が直撃し、半導体や電子部品といったハイテク系銘柄が総崩れとなる展開が予想されるほか、円高による業績悪化懸念から自動車株も下げ足を速めよう。米金利が短期から長期にかけて幅広い年限で低下したため、三菱UFJ<8306>
をはじめとする大型金融株も軒並み売りに押されよう。一方、原油先物の堅調から国際帝石<1605>など資源株は底堅い推移が見込まれる。新興市場は散発的に値上がりした銘柄に追随買いが入る程度で、市場全体では盛り上がりに期待しにくい。一方、強気の投資判断が観測されたサッポロHD<2501>、三洋化成<4471>などに注目。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:サッポロHDや三洋化成に注目