欧州市場でドル・円は日中高値を更新し、112円70銭台に水準を切り上げている。欧州株全面安にも、米10年債利回りが2.85%台まで反発し、ドル買いが優勢気味になっている。ユーロ・ドルも1.1410ドル付近に失速している。

 また、欧州司法裁判所が「英国はEU離脱決定を一方的に撤回することが可能」との判断を公表。ポンド・ドルが一時1.2760ドルまで買われたが、明日の英議会での採決を控えて再び売られていることもドル買いにつながっているとみられる。

 ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円62銭から112円74銭。ユーロ・円は128円59銭から128円81銭、ユーロ・ドルは1.1409ドルから1.1435ドルで推移。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 欧州為替:ドル・円は日中高値を更新、ドル買い優勢気味