以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「株ファイター」氏(ブログ「株ファイターの株報道」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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2018年11月14日9時に執筆

ウィンターストック関連銘柄は、冬シーズンが近づくと物色対象となりやすい。

ウィンタースポーツの活発化で恩恵を受けられる銘柄などを中心に、本格的な冬が到来する前にチェックしておきたいところだ。スポーツの他にも暖房利用の伸びやウイルス感染症対策に役立つ製品の需要増などが追い風となる銘柄は恩恵を受ける可能性があるため、しっかりとチェックだ!


■ウィンターストックが株式市場に与える影響

2018年後半の相場では、米中貿易摩擦が主な懸念材料となっている。一方、企業業績は増益率こそ落ち込んできているものの大幅減益などの深刻な事態には至っていない印象だ。

そのため、従来のアノマリーどおり(年末高)であれば、これからウィンターストックが物色されながら、全体相場も強さを見せる可能性があるぞ。特にウィンターストック関連銘柄の中でも全体相場に影響を与えやすい大型の冬物衣料関連銘柄やガス関連銘柄などの動向は注視しておきたいぜ。

■ウィンターストック関連銘柄はなぜ株価が上昇するのか?

ウィンターストック関連銘柄は、冬が近づくと企業業績や相場動向に関わらず注目を集めるチャンスも生まれることから株価上昇に期待できるぜ。

2018年は相場混乱が続いている中でウィンターストック関連銘柄が物色されるシーズンを迎えることから、割安になった銘柄などが急反発することも十分考えられる。

また、スキー場運営企業やガス会社ななど冬シーズンの降雪量や気温によって業績が少なからず左右される銘柄もあることから、冬本番に入ってからもウィンターストック関連銘柄への注目は維持されるはずだ。


■インフルエンザ治療薬「ゾフルーザ」本格登場へ

また、冬シーズンにはインフルエンザをはじめとする感染症が流行期となる。これまでインフルエンザ治療には「タミフル」「リレンザ」などの薬品が使用されてきたが、今年は塩野義製薬が新たに「ゾフルーザ」を投入している。

ゾフルーザは従来型の高インフルエンザ薬と異なり、ウイルス増殖を抑える効果があるとされている。全体として感染症の流行拡大はマイナス面が大きいと思われるが、抗インフルエンザ薬の需要増につながれば一部のウィンターストック関連銘柄にとっては追い風だろう。

■ウィンターストック関連銘柄 一覧

<4507>塩野義製薬
製薬ビジネスに取り組んでいる。インフルエンザ治療薬「ゾフルーザ」が2018年~2019年冬シーズンにシェアを大きく伸ばすことが期待される。中期的な収益の柱になることが確認されれば資金流入増の可能性がある。オプジーボ開発の小野薬品工業や大規模買収実施の武田薬品工業などを抑えて、ウィンターストック関連銘柄として注目度を高められるかを見守りたい。

<9983>ファーストリテイリング
「ユニクロ」ブランドなどで、国内外で高い知名度を誇る。フリースやヒートテックは冬場に売り上げが集中することから、これからの売上動向に要注目だ。ヒートテック素材は靴下などにも使用されており、関連製品の増加が売り上げを押し上げる効果が着実に出ることが期待される。


■ウィンターストック関連銘柄 まとめ

ウィンターストック関連銘柄は、冬本番が近づくにつれて注目度がアップする。

厳冬となり空気・景気とも冷え込みが懸念される場合でも、ウィンターストック関連銘柄は恩恵を受けて上昇しやすくなるケースがある。

上記で挙げた2銘柄の他にも、当ブログではウィンターストック関連銘柄をいくつか紹介しているのでそちらの方も確認してもらえると幸いだ!

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執筆者名:株ファイター
ブログ名:株ファイターの株報道



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情報提供元: FISCO
記事名:「 個人投資家株ファイター:ウィンターストック関連銘柄【FISCOソーシャルレポーター】