20日の米国市場では、NYダウが551.80ドル安の24465.64、ナスダック総合指数が119.65pt安の6908.82と下げ足を速め、シカゴ日経225先物も大阪比320円安の21220円と下げた。本日早朝の為替は1ドル112円台後半と、前日大引け時点より小幅の円安。本日の東京市場は米国株安を嫌気し、電機、自動車、大手銀行、情報通信など幅広い銘柄の値下がりが予想される。米原油先物相場も急落したため、三井物<8031>や三菱商<8058>などの総合商社株や国際帝石<1605>、JXTG<5020>をはじめとする石油株の売り物も膨らみそうだ。任天堂<7974>も年初来安値を更新した昨日に続き、本日も売り物に押されよう。JR東日本<9020>や関西電<9503>といったディフェンシブ銘柄に資金が向かう可能性はあるが、下落局面での幕間つなぎ的な物色にとどまる公算が大きく、浅い利食いで上値は重くなろう。一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げが観測された明治HD<2269>、ハウス食品グループ本社<2810>、宇部興<4208>、シャープ<6753>、朝日インテック<7747>、関西電<9503>、元気寿司<9828>などに注目。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 個別銘柄戦略:明治HDやハウス食Gに注目