30日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円98銭まで上昇後、112円68銭まで下げたが、株高を意識して取引終了時点にかけて113円09銭まで上昇し、113円08銭で引けた。米10月消費者信頼感指数が予想を上回り18年ぶり高水準に達し、米債利回りの上昇に伴うドル買いが優勢となった。

ユーロ・ドルは、1.1382ドルまで上昇後、1.1341ドルまで下落し、1.1343ドルで引けた。ユーロ圏の第3四半期国内総生産(GDP)で成長が4年ぶりの低い伸びに減速したため、金利先高感を受けたユーロ買いは後退。ユーロ・円は、128円44銭まで上昇後、127円97銭まで下落した。ポンド・ドルは、1.2778ドルから1.2696ドルまで下落した。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)のレポートを受けて、英国の合意のないEU離脱への警戒感や格下げへの懸念が強まり、ポンド売りが加速した。ドル・スイスは、1.0009フランから1.0053フランまで上昇した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:米国株高と米長期金利上昇でドル全面高