米国株式相場は上昇。ダウ平均は401.13ドル高の24984.55、ナスダックは209.94ポイント高の7318.34で取引を終了した。株価急落の反動から買い戻しの動きが先行。世界経済減速や金利上昇への懸念を背景とした足元の下落は行き過ぎとの見方が広がったほか、ハイテク大手など主要企業の決算が相次いで予想を上回ったことが好感された。セクター別では、自動車・自動車部品やソフトウェア・サービスが上昇する一方で公益事業や電気通信サービスが下落した。

短文投稿サイトのツイッター(TWTR)は、決算内容が予想を上振れ急騰。電気自動車のテスラ(TSLA)は、予想大きく上回る黒字決算を発表し大幅上昇。自動車大手のフォード(F)やソフトウェアのマイクロソフト(MSFT)も、決算内容が好感され上昇。ケーブルテレビのコムキャスト(CMCSA)は、インターネット契約者数が前年同期比で大幅増となり堅調推移。一方で、半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイシズ(AMD)は、弱気な売上高見通しが嫌気され大幅下落となった。

マーケット終了後に、ネット小売のアマゾン(AMZN)及び検索大手のアルファベット(GOOGL)が発表した決算では、ともに一株利益は予想を上振れたものの、売上高が下振れた。時間外取引で両社の株価は下落して推移している。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウは401ドル高、企業決算を好感