23日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円96銭まで下落後、112円48銭まで上昇して、112円43銭で引けた。予想を下回った米10月リッチモンド連銀製造業指数、長期化する米中貿易摩擦が企業決算や世界経済に悪影響を与えるとの懸念にリスク回避のドル売り・円買いが優勢となった。その後、ボスティック米アトランタ連銀総裁が引き続き景気に自信を表明し見通しを引き上げたことを表明したほか、株式相場の回復に連れ、リスク回避の動きが後退。


ユーロ・ドルは、1.1449ドルまで下落後、1.1493ドルまで上昇し、1.1471ドルで引けた。イタリア政府が予算案を修正せず、財政への懸念にユーロ売りが継続。その後、米債利回りの低下に伴うドル売りが強まった。ユーロ・円は、128円21銭まで下落後、129円09銭まで上昇。 ポンド・ドルは、1.3034ドルから1.2970ドルまで下落した。ドル・スイスは、0.9963フランから0.9938フランまで下落した。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:ドル・円は一時112円割れ、世界的な株安を意識した円買い