25日のドル・円相場は、東京市場では112円76銭から112円98銭まで上昇。欧米市場でドルは112円74銭まで下げた後に112円98銭まで反発し、112円98銭で取引を終えた。

本日26日のドル・円は、113円を挟んだ水準で推移か。米連邦公開市場委員会(FOMC)会合の結果判明を待つ状況となりそうだが、2019年も複数回の利上げ実施の可能性があることから、リスク回避的なドル売り・円買いは引き続き抑制される可能性がある。

今回公表されるFOMC金利・経済予測における2019年の物価見通しは、有力な手掛かり材料になりそうだ。6月時点で2019年末のコアPCE予測は前年比+2.1%、政策金利は3.10%と予測されていた。今回の予測では、政策金利見通しは据え置き、インフレ見通しは若干引き上げられる可能性がある。FOMC声明はタカ派的な内容にならないとの見方が出ており、「金融政策の運営姿勢は引き続き緩和的」との文言は今回より削除されるとの声も聞かれているが、FOMCの政策金利見通しが据え置きとなっても米国経済の持続的な成長が期待できることから、ドルは底堅い動きを続ける可能性がある。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 今日の為替市場ポイント:米FOMC会合の結果判明を待つ状況