本日のマザーズ先物は、週末のSQ(特別清算指数)算出日を控え、仕掛け的な売買が警戒されるだろう。前日の米株高や為替の円安は支援材料になりそうだが、米国の通商政策への懸念がくすぶるなか、積極的な売買を手掛ける向きは少なく、本日の株式市場は全般にもみ合いとなることが見込まれる。前日のマザーズ市場は、朝方こそ米ハイテク株の上昇などを好感して買いが先行して始まった。ただ、日経平均が300円近く上昇しても個人投資家のマインド改善にはつながらず、マザーズ先物は上値の重い展開を強いられた。本日も同様の動きとなる可能性があるが、SQ算出を控え思惑的な売買に振らされる展開も想定しておきたい。個別株では、新サービスを発表した農業総合研究所<3541>やマーケットE<3135>、アジャイル<6573>などに関心が向かいそうだ。上値のメドは1030.0pt、下値のメドは1010.0ptとする。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:週末のSQを控え仕掛け的な売買に警戒