米国株式相場は上昇。ダウ平均は113.99ドル高の25971.06、ナスダックは48.31ポイント高の7972.47で取引を終了した。米中貿易摩擦への警戒感が根強く、売りが先行したものの、原油相場の上昇が好感されたほか、7月求人件数が過去最高となるなど米景気の堅調さが示され上昇に転じた。ハイテク株への買いも広がり、堅調推移となった。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や小売が上昇する一方で半導体・半導体製造装置や自動車・自動車部品が下落した。

大型ハリケーン「フローレンス」が米東部へ接近していることを背景に、原油相場の上昇で、エクソン・モービル(XOM)やシェブロン(CVX)などエネルギー関連会社が堅調推移。ホームセンターのロウズ(LOW)やホーム・デポ(HD)は、ハリケーン被害による復興需要を見込んだ買いが広がった。一方で、ファストフードのヤム・ブランズ(YUM)が中国部門をスピンオフして誕生したヤム・チャイナ(YUMC)は、中国投資家連合が買収を断念し大幅下落。電気自動車のテスラ(TSLA)は、野村証券による投資判断・目標株価引き下げを受け軟調推移。

明日はアップル(AAPL)の新製品発表会や、これを受けた株価動向に注目が集まりそうだ。iPhoneを中心に複数の製品発表が予想されるが、10-12月のホリデーシーズンに向けてユーザーの買替需要を刺激するような機能を備えているかが焦点だ。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウは113ドル高、エネルギーやハイテクセクターが選好される