本日のマザーズ先物は、方向感の掴みにくい展開となりそうだ。前日の米国市場におけるナスダック高や堅調なスタートが想定される国内主力大型株の動向を受け、朝方のマザーズ先物は底堅い動きが想定される。足元で直近IPO銘柄やマザーズ時価総額上位銘柄の一角の堅調推移を背景に一定程度の押し目買いの動きが継続する展開は期待できよう。一方で、米中貿易摩擦懸念が根強いなか、前日に上場来安値を更新したメルカリ<4385>のリバウンドが確認できておらず、個人投資家による積極的な上値追いの動きも限られるだろう。また、週末にメジャーSQ(特別清算指数算出)を控えていることもあり、限月交代に伴うロールオーバーが次第に増加してくるため、戻りの鈍さが目立つようだと資金の逃げ足が速くなる展開になりやすいとみられる。上値のメドは1030.0pt、下値のメドは1000.0ptとする。

<SK>

情報提供元: FISCO
記事名:「 マザーズ先物見通し:方向感の掴みにくい展開