10日午前の東京市場でドル・円は110円90銭近辺で推移し、もみ合う展開。日経平均株価の上げ幅は縮小しているが、株安に対する警戒感はやや低下しており、ドルは下げ渋っている。仲値時点のドル需要はやや多かったようだ。ただし、日米貿易協議への警戒感はくすぶっており、目先的にドル・円は111円を挟んだ水準でのもみ合いが続く可能性がある。ここまでのドル・円は110円88銭から111円09銭で推移。
・ユーロ・円は、128円14銭から128円39銭で推移
・ユーロ・ドルは、1.1548ドルから1.1561ドルで推移

■今後のポイント
・110円近辺で個人勢などのドル買い興味
・日米貿易協議への警戒感でリスク選好のドル買いは抑制される可能性
・112円-114円で輸出企業などのドル売り予約増加の可能性

・NY原油先物(時間外取引):高値68.17ドル 安値67.82ドル 直近値68.02ドル



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情報提供元: FISCO
記事名:「 東京為替:株高一服もドルは110円台後半で下げ渋る展開