日経平均は3日続落。前日に続いて5日線を上回ることなく推移したが、ローソク足は長い下ひげを引いて8月24日高値と27日安値で形成する窓の大半を埋めた形となり、下値での買い意欲の強さを確認した。5日線と75日線が下降する一方、25日線と200日線は上向きを維持し、相場全体として強弱感の対立を窺わせた。一目均衡表では、日々線が上向きの転換線を割り込んで引け、短期的な調整局面入りを示唆した。ボリンジャーバンドでは、日々線が+1σを下回って推移した。+2σを一時超えた8月30日からの調整局面にあるとみられ、今後は中心線に向けた下落も視野に入る。

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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:3日続落。強弱感の対立する動きに