3日の日経平均は続落。5日線を上回ることなく推移し、陰線を引いて取引を終えた。
ただ、ザラ場安値は前週末安値を上回り、下値の堅さを示した格好。5日線が下向きに転じる一方、25日線は上向きを維持し、スピード調整局面入りを示唆した。一目均衡表では、転換線が上向いたが、基準線は横ばいにとどまり、買いに慎重な地合いを裏付けた。遅行線と株価との上方乖離幅は縮小し、買い余力の低下を窺わせた。ボリンジャーバンドでは、日経平均の日々線は+1σ前後での動きに終始した。RSIは83.88%
から65.32%に下落した。先週に日経平均が8月30日までに8日続伸し、過熱圏とされる80%ゾーンに達したが、本日は連続高後の短期的な過熱感の解消に動いた。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:続落。5日線下落転換しスピード調整入りを示唆