欧州市場でドル・円は110円70銭台の本日安値圏でもみ合う展開。新興国通貨安を背景に欧州株は弱含み、米株式先物の軟調地合いとなり、リスク回避的な円買いに振れている。また、日銀が9月の国債買い入れ計画を発表し、実施回数を減らしたことも円買いにつながった(買い入れ額のレンジ上限も引き上げた)。

 なお、18時に発表されたユーロ圏の8月消費者物価指数(速報値)は伸びが鈍化した。ユーロ売りは目立っていないが、ユーロの上値が重い感じになっている。

 ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円69銭から110円81銭。ユーロ・円は129円24銭から129円46銭、ユーロ・ドルは1.1666ドルから1.1690ドルで推移。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 欧州為替:ドル・円は安値圏、日銀の9月オペ方針にも反応