20日の日経平均は反落。5日線は上向いたが、日経平均の終値は5日線を下回った。25日線が下向きに転じたほか、75日線も下降を続け、今後の売り圧力増大を示唆している。一目均衡表では、先週末に雲上に出た日々線が本日は一時雲下限を下回り、再び雲中で取引を終えた。基準線と転換線は横ばいだが、遅行線は株価を大幅に下回って投資家の損益状況悪化を示しており、明日18日以降の買い余力低下が懸念される。ボリンジャーバンドでは、日々線が-1σを上回ると売りが出て上値の重さを印象付け、
終値は-1σを下回った。+1σ以下のバンドは下降しており、売り買いいずれの材料もなければ地合いは売り優勢に傾きやすい。RSIは小幅低下して41.09%と中立圏の下方にあり、株価の下落余地は大きい。大勢として、RSIは80%超に上昇した7月20日を頂点とする下降局面が続いており、底値圏とされる20%前後までの下落を見るまでは本格的な反発は難しいとみられる。


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情報提供元: FISCO
記事名:「 日経平均テクニカル:反落。25日線が下向き転換、遅行線は買い余力低下示唆