13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円50銭から110円94銭まで上昇し、110円72銭で引けた。トルコ中銀が市中銀行を支える流動性強化などの措置を発表し、トルコリラ売りは一段落となった。リスク回避の円買いは後退したが、トルコ政府のリラ安是正措置が不十分との見方や、トルコ危機が他の新興諸国の通貨、経済に波及するとの警戒感は残されており、対円でのドル反発は限定的だった。

ユーロ・ドルは、1.1433ドルまで上昇後、1.1386ドルまで反落し、1.1409ドルで引けた。トルコ中銀による金融支援措置発表でユーロ売りは一時後退したものの、トルコリラ安は欧州銀行に影響するとの警戒感は根強く、ユーロ売りは継続。ユーロ・円は、125円85銭から126円78銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2791ドルへ上昇後、1.2742ドルまで反落した。ドル・スイスは、0.9950フランから0.9921フランまで下落。



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY為替:トルコ中銀による市中銀行支援でユーロ売り一服