米国株式相場はまちまち。ダウ平均は74.52ドル安の25509.23、ナスダックは3.46ポイント高の7891.78で取引を終了した。米中貿易摩擦への懸念から寄付き後はもみ合う展開となったが、4-6月期決算で市場予想を上振れた企業数が2009年第3四半期以来の最多を更新したほか、週間新規失業保険申請件数が予想より減少し、下値を支えた。セクター別では、電気通信サービスやメディアが上昇する一方で食品・生活必需品小売や家庭用品・パーソナル用品が下落した。

ドラッグストアのライト・エイド(RAD)は、スーパーマーケットのアルバートソンズとの統合計画を撤回し大幅下落。電気自動車のテスラ(TSLA)は、同社の株式非公開化を巡る実現性に投資家の懐疑的な見方が強まり軟調推移。一方で、口コミサイトのイェルプ(YELP)やストリーミング端末のロク(ROKU)は、決算内容が好感され大幅上昇となった。

モルガンスタンレーは、在庫が高水準に積みあがっていることや、生産リードタイムの長期化を受けて、半導体セクターの投資判断を引き下げた。

Horiko Capital Management LLC



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情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウは74ドル安、米中関係の悪化が相場の重し