米国株式相場は上昇。ダウ平均は39.60ドル高の25502.18、ナスダックは47.66ポイント高の7859.68で取引を終了した。貿易摩擦問題を巡る米中関係悪化への警戒感から、売りが先行。主要経済指標の発表がないなか、複数の主要企業決算が好感され、小幅上昇となった。セクター別では、各種金融や小売が上昇する一方で自動車・自動車部品や不動産が下落した。

エンターテイメントのシーワールド・エンターテイメント(SEAS)は、売上高が予想を上振れ、大幅上昇。SNSのフェイスブック(FB)は、チャットアプリ「メッセンジャー」による口座残高などの取引データの提供を目指して、複数の銀行と協議中であることが報じられ上昇。バフェット氏率いる投資会社のバークシャー・ハサウェイ(BRKB)は、大幅増益となる決算を発表して上昇。食肉メーカーのタイソンフーズ(TSN)も、決算内容が好感され、堅調推移。飲料メーカーのペプシコ(PEP)は、CEOの退任を発表し買われた。一方で、家具・事務機器のニューウェル・ブランズ(NWL)は、決算内容が嫌気され、大幅下落となった。

JPモルガン・チェース(JPM)のダイモンCEOは、人々が想定しているよりも、米国債利回りが5%に達する可能性は十分に高いとの考えを示す一方で、株式相場は今後数年上昇を続けるとの見通しを示した。

Horiko Capital Management LLC



<TM>

情報提供元: FISCO
記事名:「 NY株式:NYダウは39ドル高、主要企業決算が好感される